今回はいつもの定番機材の紹介というより、ただただこの素敵グッズを皆さんにお見せしたいだけの記事です(笑)。これを初めて見た時、その手があったかー! って思いました。いったい何のことかと思っていらっしゃるかもしれませんので、とりあえずご覧ください。一目見れば全てが分かります。
Pearl 『H-830/BST』
こちらです! じゃーん!

ドラマーさんでなくても音楽が好きだったりドラム演奏がある場に関わったことがある方ならお分かりですよね。そう、ドラム(のハイハット・スタンド)的足踏み式アルコール・スプレー・スタンドです! このルックス、音楽好きにはたまらないですよね。ついついペダルを踏みたくなります♪
コロナ禍以降、あらゆるお店や施設の入口にはアルコール・スプレーが設置されるようになりました。中には電動式で手をかざすだけで自動でアルコールが噴射される機械(アルコール・ディスペンサー)が置かれていることもありますが、そういった電動式ディスペンサーは電源が必要だったり業務用のものだと結構高価だったりします。そのため小さな個人経営のお店では電動式ディスペンサーはなかなか導入しにくい場合も多いでしょう。あるいは逆に大きな施設の場合も、一箇所の入口だけではなく何箇所もアルコール・スプレーを設置する必要があることから、メインの入口以外はただ机の上にスプレー・ボトルを置いているだけだったりします。そのような手動スプレー・ボトルを使う場合は片方の手で上の部分を押して使うわけですが、この部分ってみんなが触るのでちょっと気になるんですよね。

手を消毒するためのアルコールなのに、逆に皆が触る部分を触らなければならないというジレンマ……! これを感じている人は少なくなかったはず。それが足踏み式にすることによって完全に解決しています。しかも電動式と違って電源ケーブルや電池も不要ですのでどこでも気兼ねなく置けます。そのように利点は数々ありますが、やっぱりなによりこれの素敵なところは(ドラムのメーカーなので当然ですが)“ドラムっぽい!”ってところですよね。ただただ実用的なものと違って遊び心があります。実際に使うシーンの様子がPerlからYouTubeにアップされていますのでご覧ください。
ご覧になってお分かりのように、アクションが(当たり前ですが)ドラムそのもの! わくわくしますねー。しかも、本物のドラムのハイハット・スタンドと同様の機構のため動きが非常にスムーズです。部品もドラムセットで使われるものと同じものが使われているためかなりしっかりとしている印象です。恐らくアルコール・ディスペンサーとしてはオーバースペックとも言える頑丈さなのではないでしょうか(笑)。でも、だからこそドラムらしさが出ていて心惹かれるんですよね。スタジオやライブハウス等、音楽関係のお店で入口にこれが置いてあると結構話題になるんではないでしょうか。もちろん自宅用で使うのもアリですね!
一緒に使いたいアルコール・スプレー
この『H-830/BST』はテーブルとスライドプレートの高さを調節することができるため様々な市販の手押しポンプ式ボトルに対応しているとのことです。公式サイトによると推奨のボトル・サイズは500mlだそうですので、ちょうど合いそうなプッシュ式アルコール・スプレーを以下にいくつか紹介します。ここでおすすめする製品を選んだ基準は、
- プッシュ式のスプレー・タイプである。
- ジェル・タイプではない。
- 「医薬品」もしくは「指定医薬部外品」である。
- アルコール濃度が76.9〜81.4vol%である。
というものです。
まず1つめの「プッシュ式のスプレー・タイプである」というのは、スタンドの構造上当然ですね。うっかりトリガー・タイプのものを買ってしまうと『H-830/BST』スタンドでは使えませんので注意が必要です。プッシュ・ポンプ式のものを選びましょう。
また2つめの「ジェル・タイプではない」というのも意外と重要です。ジェル・タイプかサラっとした液体タイプかは人によって好みもあります。ただ、スタジオやライブハウスの入口のように多くの人が使う場所に置く場合、ジェル・タイプの場合はこぼれた液がトレイやスタンドや床に付いてベタベタになってしまいます。これ、掃除が結構大変なんですよね。見た目にもベタつきがよく分かり、汚らしい印象が多くの人の目にとまってしまいます。もちろんジェル・タイプは保湿成分も入っていたりすることも多く個人的に洗面台で使ったりバッグに入れて持ち歩く分にはとても良いんですが、お店の入口や受付でたくさんの人が使う所に置いてしまうとあっという間ににまわりがベトベトになってしまいますのでおすすめはしません。
3つめの「「医薬品」もしくは「指定医薬部外品」である」というのも重要です。アルコール・スプレーには医薬品や指定医薬部外品ではなく化粧品や雑貨として販売されているものも多くあります。化粧品や雑貨は清潔や美化のために使用される、作用が緩やかなものですので、医薬品や指定医薬部外品に比べて消毒効果は期待しにくいものです。製品に「滅菌」、「殺菌」、「消毒」のいずれかが明記されているならば医薬品や医薬部外品に指定されていて高い効果が期待できる製品であると考えてよいでしょう(もちろん医薬品や医薬部外品はそうであると製品に書かれていますのでそちらも参考に)。一方、「除菌」や「抗菌」は医薬品や医薬部外品ではなくある程度の効果が認められているだけの化粧品や雑貨等においても表記されていることがあります。
4つめの「アルコール濃度が76.9〜81.4vol%である」ということも気にされるとよいかと思います。アルコールは濃度が低い場合はウィルスを不活性化させるのに時間がかかり、消毒効果を期待しにくくなります。ではアルコール濃度が高ければ高いほどよいのかというとそうでもなく、その場合はすぐに揮発してしまうのでそれはそれで消毒効果が下がってしまうのです。病院等の医療機関で使用される日本薬局方規格の消毒用エタノールが76.9〜81.4vol%であり、手指消毒用アルコールとしてはそれと同等の製品が市販されていますのでおすすめです。
健栄製薬 『手ピカスプレー 手指消毒用アルコールV3』
健栄製薬の『手ピカスプレー』は濃度76.9〜81.4vol%のアルコール・スプレーです。サラっと液体タイプなのでベタつきません。容量420mLボトルのプッシュ式ですのでPearl『H-830/BST』スタンドに設置するにはちょうどいいでしょう。サラッとしていますがグリセリンやアラントインといった保湿成分を配合しているので手荒れしにくいです。きちんとした製薬メーカーが作っている指定医薬部外品ですので安心ですね。しかも価格が手頃で試しやすいのも素晴らしいです。
なお、付け替え用で10本セットというのもあります。業務用で継続して使うならこちらの方がコスパいいですね。なお、こちらはあくまで付け替え用ですので上部のプッシュ部分は付いていませんのでご注意ください。

リバテープ製薬株式会社 『リバエタM 湿潤剤配合消毒用エタノール』
もう一点、こちらは絆創膏で有名なリバテープ製薬から出ている『リバエタM』です。リバエタMもサラっとした液体タイプで速乾性があり使いやすいです。容量は少し大きめで500mLとなっています。エタノール濃度76.9〜81.4vol%の指定医薬部外品ですので信頼性は十分! 病院等で置かれているのをよく見かけますよね。ノズルが長めですので使う際に手がボトルに当たりにくいというのも地味におすすめです。
こちらも同様にお得なセットもあります(4本セット)。リバエタMのセット販売は上部のプッシュ部分が付いていないもの(詰替え用のセット)とプッシュ部分が付いているもの(本体のセット)とがあるのでご注意ください。下のリンクは前者です。リハーサル・スタジオの各部屋に置く場合のように本体が複数本必要な場合は後者が良いかと思います。
まとめ
コロナ禍が一段落しても、やはりスタジオは清潔にしたいものですよね。特に(プライベート・スタジオではなく)店としてスタジオを営業している場合やライブハウス等、不特定多数の人に使ってもらう施設では必須の備品といえます。音楽機材だけではなくそういった面でもきちんと気を使っているかどうかでスタジオの評判も変わってきます。しかもPearl『H-830/BST』スタンドは見た目にも楽しい! ぜひ入口や部屋に取り入れてみたいですね。